A邸の周辺はビルが隣接し都会の景色が広がっておりますが、ひとたび杮葺き(こけらぶき)屋根の門をくぐり進んでいくと、そこは全くの別世界があります。
茶道を嗜まれる施主様は玄関わきを土間にして、お客様を立礼式の茶の湯でおもてなしする立礼の間(りゅうれいのま)を作り、応接室として利用しております。
天井は駆込天井(かけこみてんじょう)とし、矢羽根網網代(やばねあみあじろ)に仕上げ草庵茶室(そうあんちゃしつ)の様になっております。
浴室は露天風呂感覚でくつろげる和風の浴室、天井は傘を広げたような形状の傘天井(かさてんじょう)、浴槽は青森ヒバで仕上げております。
坪庭をしつらえ、屋外イメージを演出しております。